先日、Windows10の端末にFall Creators Update(バージョン1709)を当てた所、 社内のNAS(Terastation)に繋がらなくなった。
Microsoftの情報によると、Windows10バージョン1709以降は匿名認証がデフォルトだと無効になったようです。
■Microsoft - Guest access in SMB2 disabled by default in Windows 10 Fall Creators Update and Windows Server 2016 version 1709 https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4046019/guest-access-smb2-disabled-by-default-in-windows-10-server-2016
そのため、アクセス制限なしに設定していた社内NASにアクセスできなくなったみたいですね。 これはNASだけでなく、Windowsのファイルサーバ等でも発生します。
ただ、全てのWindows10のエディションにこの設定がで適用されたわけではなく、 下記のエディションのみ設定されたようです。 (たしかにお隣のWindows10Proの社員はこの現象は起こっていなかった)
下記3つの対応が考えられます。 私は案2で対応し、無事SMBアクセスできるようになりました。 (ホントは案3で対応しないといけないのですが、暫定対応ということで・・)
案1 グループポリシーを変更する
グループポリシー管理エディタを開き、次の項目を「未構成」から「有効」に変更
コンピュータの構成 > 管理用テンプレート > ネットワーク > Lanmanワークステーション > 安全でないゲストログオンを有効にする
案2 レジストリを変更する レジストリエディタを開き、次の項目を「dword:0」から「dword:1」に変更する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters\AllowInsecureGuestAuth
※レジストリを変更時はお気をつけください!